2025.07.19 Saturday
あれやこれやと思う日々(25年その1)
あれやこれやと思う日々(25年その1)トランプ政権になって潜在していたことの証拠がたくさん出現した。単にトランプ個人の人間性ではなく彼の行為がそのことを明確にした。
それは、情報社会という中でそれにかかわる開拓者の多くが、「今まで言っていたことが単なる〈表向きの理性〉であって〈本音ではない〉ということだ。」
イーロン・マスクがツイッターを買収し、削除されていたID復活をはじめとする一連のトランプよりの行動が、その顕著なものだが、メタ(FaceBook)のザッカーバーグもトランプにおもねるように、情報の信憑性をチェックすることをやめた。引き続きアマゾンのジェフ・べソスも続き、昨日のニュースでも取り上げられたソフトバンクの孫正義も、「情報の重要性の利点を説きその信憑性を高める。」のではなく、結局は経済的な儲けが彼らの経営思想の中心であることを、はからずもトランプの出現によって露呈した。
トランプを支援した人々が、今日の現状しか見えていないラストベルトの労働者たちに代表される人たちだけではなく、白人至上主義や、LGBTを支持しない人、女性の権利を認めない人たち、南部や中西部に多い差別主義者だけではないことが、はっきりする。
これらの人々に共通するのは、「利己主義」である。
世界はまだまだ人権意識が乏しい。これは我々自身の問題である。広く世の中を見て、何が「人として正しいか」を見ていくことこそ、我々が人類として存在する意義であると思う。
様々な状況や場面で、「自分は利己的な考えに陥っていないか。」を意識していたいものだ。
| 中植雅彦 Nakauye Masahiko | 何ということではないが・・・ | 16:21 | comments(1) | trackbacks(0) |