2025.07.29 Tuesday
「石破やめろ」の声にメディアの危うさ
最近のニュースでは石破首相の退任か継続かが党内で議論になっているというものが多くのメディアで取り上げられている。私はそこにNHKや民放、各種新聞など多くのメディアの問題点を見ている。
実際のところ、今回の選挙でなぜ自民党の当選が減ったかという詳細な分析を見たことがない。
それなしの今の事態、特に自民党内だけではなく、他の各党を含め、自分たちの議員としての保身が背景に見て取れるように思う。
SNSでは「やめろ」という意見数よりも「続けろ」という意見のほうが多いし、私個人は当選が減った大きな原因は、やはり安部派を中心とする金銭の問題と統一教会の問題など、関わった自民党議員への国民の不信感が大きな要因ではないかと思う。
これらの点を含め、本当のところ何が原因かを自社で調査し分析するメディアが見つからず、単に流れてくる、いわば一つの政党だけのそれも内部の議員の伝達でしかない。
そもそも「辞任」を要求している中に、金銭問題に明快に答えていない西村康稔議員(兵庫県選出)など安部派が多いことも問題であろう。彼ら彼女らは、もうそれらの問題はクリアされたと思っているのか、それともさらにうやむやにしようという意図があるのかわからないが。
現在のメディアの記者たちの、報道意識には恐ろしいほどに問題意識がない。追及心や発想力のなさは、何を求めて報道関係の仕事をしたいと思ったのか。
正しい情報を集め調査するのは、報道本来の姿ではないのか。
前にも述べた「情報の垂れ流し」や「こたつ記事」をする報道は、メディア機関の無能を意味している。
| 中植雅彦 Nakauye Masahiko | 最近の日本社会について | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |